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『Amazon Web Services実践入門』いただきました

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『Amazon Web Services実践入門』いただきました

舘岡さん、著者の皆様、春原さんありがとうございます!出版おめでとうございます。

『Amazon Web Services実践入門』
http://gihyo.jp/book/2015/978-4-7741-7673-4



早速見させていただきましたので、章ごとの感想などをご紹介。



広大なAWSというサービスを把握出来ている人ってどれぐらいいるだろうか?サービスアップデートが毎週のように上がってきて、日進月歩で進化するサービスにはじめて挑もうとした時に入口で躓く人もいるような気がします。

この本ではAWSを俯瞰して見れる事ができ、入口から優しくエスコートしてくれて、最後には一人前のAWS使いとして独り立ちできる用になるまで見守ってくれる先生のような存在です。
私は2011年からAWSを触り始めていますが、(まだ東京リージョンが無い頃)知らなかったことや、知っていたけどやったことが無いことがたくさんあり、この本を見て実践してみたいと思うようになりました。

あとは毎週のように入るAWSのアップデート情報と闘いながら、情報が陳腐化しないように頑張ったんだろうなという情熱が感じれ取れました。
執筆者の皆様の苦労を考えると涙で文字が滲んで見える・・・



1~2章:基本編

基本編。
ここだけ抑えておけばとりあえずいわゆる普通のレンサバと同じようなことはできます。
EC2の細かい設定や、クセ等が説明されているのでちゃんと読んでいればハマらずに立ち上げできるようになりそうです。逆にこの辺りを知らないで使うと普通のレンサバよりも使いづらく感じるかもしれません。

3章:応用編

スケールアップのやりかた、ディスク暗号化等のセキュリティレベルの向上する手段が書いてありました。OpsWorksやCloudFormationといったインフラの自動化に関する仕組みについても言及しているので、かなり先進的な事例が紹介されています。きちんと理解できれば、AWSをより便利に使えるようになれそうです。

4章:Route53

私が大好きなサービスのRoute53について書いてありました。Route53はDNSサーバとしての機能だけでなく、フェイルオーバーやラウンドロビンの仕組みがあり、AWS上でシステムを構築する上で外せない機能が盛り沢山のサービスです。この章ではそれらの機能を丁寧に説明してあり、クラウドサービスの根幹を支える技術について理解できます。

5章:VPC

著者の舘岡さんセンスが光る章です。広大でまっさらなAWSクラウド上にプライベートネットワークを構築していく流れを図解で丁寧に順番を追って説明していっています。作業の流れと、作業中のVPCの状態の対比が分かるようになっているので、一般的には概念の理解が難しいVPCでも、この本を持ってさえいればスムーズに理解できそうです。こんなに分かりやすいVPCの説明は始めてみました。

6章:S3/CloudFront

S3上で超安価な静的ウェブサイトの立ち上げ方や、S3の細かいポリシー設定、大規模インフラ向けのコンテンツ配信方法について書いてあります。かゆいところに手が届く小技集もたくさん書いてあるので、S3やCloudFront使ったことあるよ!って言う人が見ても「ほー」ってなる内容が書いてありました。

7章:RDS

ウェブサービスを作る上で欠かせないRDBMSのクラウドサービスであるRDSについて大事なポイントを抑えて、きちんと書いてありました。冗長化、フェイルオーバー、バックアップなどミッションクリティカルなシステムでも十分使えるような機能について説明されていました。
章の最初のほうでパラメータグループの作成・変更について説明が書いてあるのは非常に親切だなと思いました。

8章:ELB

ELBはAWS上でサービスを安定して構築する上で外せない機能です。ELBを使えば、AZまたがったインスタンスを構築させる事が可能で、データセンターレベルで冗長構成が作れるようになります。利用する上でハマりやすいポイントがズバリ書いてあるので、はじめてELB触る前にこの本に出会えれば、後で嫌な汗をかかずに済むことでしょう。

9章:CloudWatch/Auto Scaling

クラウド時代のモニタリング、監視術が詰まっています。CloudWatchとAuto Scalingの連携について画面スナップショット盛りだくさんで説明されているので迷子にならずにサクサクとオートスケール構成作れるようになっています。

10章:IAM

私の周りで「AWS触ってるよ」って人でも意外と知らないIAM。でも、非常に重要なIdentityについてAWS上でどう考えるべきで、IAMにはどういう機能があって、どう使うのが書いてあります。IAM使わずしてAWS語るべからず。

11章:Billing

ものすごい大事な請求について書いてあります。AWSは従量課金モデルです。この辺りの考え方が分からないで使うと痛い目にあいます。クラウド破産しないためにもきちんと料金の考え方を学んでからAWSをエンジョイですね。

まとめ

AWSはじめての人は間違いなく読んだ方が良い一冊です。また、はじめてじゃない人も読んでみると新しい発見を得られる可能性が高い本です。私もRDS上のPostgreSQLとMySQLの細かい違い(知りたい人は本を読もう!)など知らなかったので「ふむふむ」となる事が多々ありました。

とても良い本でした!



最後に、リーダー出版おめでとうございます!印税で酒飲みましょうw
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